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【2017​-​2019​】​Free Download Musics

by Hinode Isuzu / 暘 弥涼

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1.
――詩人は歌う   ゆらゆら、ゆらめく   「風の中で謡う」   きらきら、きらめく   「波の上で踊る」 ――祭司は言った   蒼茫たる青空に歌え、叫べ   潮風吹くこの海に捧げよ、贄を ――詩人は歌う   ざわざわ、ざわつく   「魚たちが嘆く」   そわそわ、ささやく   「精霊たちの声」 ――贄の山羊は叫ぶ   Aykanegin Aykanegin   Awadnemog Etnaneineki   Earukosuk Etnanamasimak   Earukosuk Etnanieries Aah!! ――詩人は歌う   べたべた、べとつく   「潮に揺られ憂う」   ぐらぐら、ぐらつく   「海の底に沈む」 ――祭司は言った   蒼茫たる青空に願え、祈れ   潮風凪ぐこの海に捧げよ、贄を ――詩人は歌う   ざわざわ、ざわめく   「船の帆が揺れる」   ひそひそ、ささめく   「緑葉たちの泣き声」 ――贄の山羊は叫ぶ   Aykanegin Aykanegin   Awadnemog Etnaneineki   Earukosuk Etnanamasimak   Earukosuk Etnanieries Aah!!
2.
覆水の鯉 02:52
死した水で遊ぶ魚は 曇鏡に何を見る? 濁りし眼で睨めつける影が 己の姿とは知らぬやうで── 花も枯れはて紅に染まり 搖れる柳は綠を忘れ── 變はり果てたのはこの世界か それとも私なのか……  "You're out of order anytime."  "You're out of gear anywhere."  "'Cause you are right-wits than anyone." 幾度、眼を憎めども 何度、聲を堪へど 消えぬ昔日の憧憬に 哀悼の旋律を── かつて吹き荒れた颶風が 杯の頚を挫き── この手から零れ落ちた水は 干からび涸れ、永久に去つた 戾らぬ日々を針でなぞり ひび割れた胸を縫ひ合はす 感傷は奧に隱して 素知らぬ顏を決め込まう  "Burning and burying the past days." 幾度、眼を憎めども 何度、聲を堪へど 消えぬ昔日の憧憬に 愛憎の旋律を── 幾度、身を焦がせども 何度、聲を嗄らせど 二度と返らぬ過ぎた日に 悔悟の念の伴奏を──
3.
狂った魂を頭に宿し 咳き込むアタシは 辟易してるのさ お馴染みのワードに 俗悪なコード 「愛」だの 「恋」だの? サクラの散るらむ…… その昔 流行ったロックスター 彼は叫んだ 「助けてくれよ!」と チアフルなメロディー 爽快なリズム 歌は氾濫した! 叫びを置き去りにして…… 耳当たりのいい言葉を並べて 声は洞穴に響き渡る 偶像を求む好奇の視線に またひとつ 魂が殺された いびつな道徳を心に宿し 咳き込むアタシは 辟易してるのさ 空虚なリリックに 宿らぬ熱量 稚拙な直情に 殺されたレトリック  境界 同一 共感 同意  同調 統一 一体 地獄  シミリー メタファー メトニミー アイロニー  アレゴリー トートロジー ライトティーズ 皮肉った言葉を並べ連ねても 誰も真意を探ることはせずに 火種を求む糾弾の礫に またひとつ 悲嘆の声が産まれて 紡がれた詩に宿った心は 拾われることなく 堕ちる 踊る聴衆に しかし耳は無く またひとつ 魂が殺された
4.
タララータタラっ♪ ラタタータララっ♪ 『徳とは何か?』 今日もまた世迷言ね~? そろそろ聞き飽きたわー アタシは唐揚げ、揚げにいくよ 荒れては鎮まる 大概に忙しいひと それこそがアナタなのだと 分かっちゃいるけど、ねぇ~?! アリストテレスとソクラテスにプラトン等々 借り物の言葉を並べて、ドヤ顔キメて 薄っぺらな、紙より軽い思想を誤魔化して アンタね、それだからクサい詩しか書けないのよ――! たららーたたらっ らたたーたららっ 『徳とは何だ?』 今日もまた世迷言ね…… そろそろ終わりにしよ? アタシとの生活か、そのエセ哲学を…… ねぇ!! たららーたたらっ らたたーたららっ
5.
夜明けの先に輝く丘陵 道示す詩 月の瞬き 忘却のはてに眠る 常久 色褪せた唄 日陰に踊る 過ぎ去りし日に 地を穢した 偉大な力は 神を怒せた 滅びの雨が降り    「我が涙は毒に」 豊穣の地を奪う    「我が声は槍に」 荒れる高波は     「我が心は波に」 生命を飲み込む    「汝らに罰を」 『傲り高ぶるなかれ  地を這う生命よ』 原初の森に潜む 常闇 色付いた歌 響く渓谷 在りし日の記憶 過去を紐解き 亡霊が語りし 歴史を描き出す 嘆きの雨が降り      「我が涙に毒を」 荒れた地を焼き払う    「我が声に槍を」 穏やかな凪は       「我が心に波を」 嵐の前兆のよう      「生命に罰を」 『地を這う生命よ  灰へと還るのだ!』
6.
You and I, connected by fate It's absolutely the bonds And the everlasting devotion I'll dissolve your frozen heart Are you scared of me? That is your bad habit! Your face is always grim Also feel brutal breeze But inside, you seem to be frightened "Do not be afraid." "Do not be afraid." That sound melts your heart Voice to break the silence Strikes you like an avalanche My love, my kindness Come out under the sunlight, or I'll drag you outside You and I, connected by fate It's absolutely the bonds And the everlasting love romance I'll dissolve your frozen heart Are you scared of me? That is your bad habit! That sound melts your heart Voice to break the silence Strikes you like an avalanche My love, my kindness Come out under the sunlight, or I'll drag you outside
7.
茜色に染まるあの夕日から 目を逸らした 藍色に溶けゆくこの世界に Iを降らせ 星の見えぬ夜に煌々と光り輝く 街灯と雨 エゴイスティックな夜景が 掻き消した篝 やつれた翼で翔けよう 地上より暗い夜空を 灰色に熔けゆくこの世界の Iは何処へ 強い光の裏側の影 濃く 暗く 昏く 夜より深いその場所に 潜む魔手の声 星の見えぬ夜に煌々と光り輝く 街灯と雨 エゴイスティックな夜景が 掻き消した篝 やつれた翼で翔けよう 地上より暗い夜空を 月も見えぬ夜に轟々と降りしきる 大雨と泪 エゴイスティックなこの街が 圧し潰した焔 やつれたこの身を捧ごう 夜より淵いビル風に
8.
搖蕩う小舟にたまゆら宿る、 凛とした鈴音に黃泉を見た。 合はせ鏡に、氣も漫ろ。 憂ふ三日月に、涕を焚く。 捧ぐ面で仰ぎし星に、想ひを馳せて、  今、詠はう。 夜明けがこの空を、燒く前に。 此の目が彼の舟を、見失ふ前に。 在りし日をなぞり、絲を縒る。 言の葉を編んで、詩を纖ろう。 想ひは、ひとつだけ。 餞は、ふたことで。 「ありがたう、さやうなら」 その先は、また會ふ日まで。 安らかに眠れ、愛しき魂よ。 また會へる日まで。 ありがたう、さやうなら……――
9.
嗚呼 闇が迫る 愚かな僕をそっと隠して ふらつく足取りを支える杖はなく 道標も無い道を孤独に歩む 荒れ地に咲く花 気高く美しく その様に憧れた 裏の哀しみも知らずに 小鳥は囀る 仮初の愛の歌を 烏は笑う 哀れなカルマを 人は嘲る 醜い家鴨を 飛べない翼で天を仰いだ 嗚呼 闇が満ちる 醜い僕をそっと融かして 泥濘む泥沼に掛かる橋はなく 道標も無い闇を孤独に泳ぐ 虚空を飛ぶ鷲 気高く勇ましく その様に憧れた 抱えた痛みも知らずに 小鳥は囀る 仮初の愛の歌を 烏は笑う 哀れなカルマを 人は嘲る 醜い家鴨を 飛べない翼で天を仰いだ

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released April 4, 2019

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Hinode Isuzu / 暘 弥涼 Japan

サイコな小説を書く傍ら、サイケなロック等も書いてます。
古い楽器と民族楽器が好き。架空言語とかも扱います。


Hi, folks! I'm 暘 弥涼 (Hinode Isuzu).
I'm a Storyteller from japan!

I compose spooky songs that blend Psychedelic rock and Contemporary folk, when I'm tired up of writing novels.
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